6つのミッションをクリアして、豪華プレゼントに応募しよう

  • 99%あたる!?サーティワンGETキャンペーン ページ 隠れオラゴンを探そう このオラゴンを探してタップしよう!
  • 海とプールで!夏ガチャ無料キャンペーン ページ 隠れオラゴンを探そう このオラゴンを探してタップしよう!
  • モンスト海の家 ページ 隠れオラゴンを探そう このオラゴンを探してタップしよう!
  • 〈物語〉シリーズコラボ ページ アニメを視聴しよう
  • ナツ動画の極み! ページ 動画を視聴しよう
  • 極みイベント inモンスト ページ 隠れオラゴンを探そう このオラゴンを探してタップしよう!
キャンペーンに応募する!!

ナツ動画の極み!

夏なのでガチで動画作ってみた!!いつもと違ったゲストも見どころ!全身で夏を感じつつお楽しみ下さい!

YouTubeモンスト公式チャンネル登録はこちら!

激モンスト研究所

激・モンスト研究所で紹介した”空想科学”とは?

空想科学研究所では、マンガやアニメ、ゲームなど、人間の想像力が生み出した世界を「空想科学の世界」と呼んで、そこでの出来事を科学的に検証しています。

柳田理科雄(1961年6月21日―、鹿児島県種子島出身、丑年)作家。明治大学理工学部兼任講師。東京大学理科Ⅰ類中退。『空想科学読本』シリーズの著者。「EMIRA」「電ファミニコゲーマー」などで連載中。「柳田理科雄のマンガ1日1科学 がんばれ!モモンガ先生」では、原作も。なかなか信じてもらえないけど、「理科雄」は本名です。
  1. 1.ぷよリンは何でできているの? 反射モンスターをポヨンと減速させるぷよりん。現実世界にあったら、どんな素材に近いのか!?

    イラスト/近藤ゆたか

    「ぷよリン」という名前は、公募でつけられたそうですね。
    それまでは「反射制限の敵キャラ」などと呼ばれて、困ったヤツ扱いされていたという。

    ぷよリンに味方のモンスターがぶつかると、一呼吸おいて、遅いスピードで跳ね返される。
    一度壁にぶつかってからぷよリンにぶつかると、速度は激減する。
    こんな反射制限のおかげで、反射を利用して有利な陣形を組み上げることもできないし、壁際にいても連続反射攻撃もできない。
    うーむ、厄介である。かわいい名前などつけず、「反射制限の敵キャラ」と呼んどきゃいいんじゃないか。

    などとゲームでたまった感情をぶつけている場合ではない。
    ぷよリンの反射制限ぶりを見ていると、科学的に気になってしまうのも確かである。
    この敵キャラ、体はいったい何でできているのだろうか?

    ◆何でできているのか?

    物体が、固定された別の物体にぶつかると、跳ね返されるスピードは、ぶつかった速度より遅くなる。その速度の減少率が「反発係数」。
    たとえば時速100㎞でぶつかった物体が、時速70㎞で跳ね返されたら、反発係数は0.7だ。

    ぷよリンにぶつかったモンスターは、大きくスピードを落として跳ね返されるから、反発係数が極めて小さいことになる。そうなる原因は、ぷよリンの体を構成する物質にあるのだろう。

    では、現実の世界でいえば、それはどんな物質に近いのか? プヨプヨしている物質をいくつか集めて、実験してみよう。

    用意したのは、①ゼリー、②コンニャク、③餅、④絹ごし豆腐、⑤木綿豆腐。
    これらをぷよリンと同じ丸い形に成型し、直径3㎝、重さ40gのアルミニウム球をぶつけて、球がどんな勢いで跳ね返るかを観察してみよう。球がぶつかる速度を一定にするために、アクリルの筒を斜めに固定して、そのなかを転がすことにする。

    筆者の予想を先に書いておけば、餅がいちばん近い気がする。
    もしこの予想が当たったら、ぷよリンは「モチ蔵」に改名していただきたい。
    あんな厄介なヤツは、ぷよリンなどというかわいい名前でなくてよろしい。

    ◆ややっ、意外な実験結果が!

    さあ、実験開始である。

    まずは、①ゼリー。
    用意したもののなかで、見かけはぷよリンに最も近い。
    ところが、球がぶつかると、ビヨ~ンと大きく変形し、元に戻る勢いで、球をボヨ~ンと跳ね返した! 球が跳ね返されるスピードは、ぶつかる速度とさほど変わらない。反発係数は、ほぼ1ということだ。びっくり!

    続いて、②コンニャク。
    これも、アルミニウム球をかなりのスピードで跳ね返した。その速度はゼリーより遅く、反発係数もゼリーより小さいことになるが、ぷよリンとはかなり違う印象である。

    では、筆者おススメの③餅はどうか。
    ワクワクと期待を込めて球をぶつけると、げっ。球はペタリとくっついて停止した!
    こ、これは反発係数がいきなりゼロになってしまった。モンスターはぷよリンにくっつかないから、体が餅でできている可能性はなさそうだ。う~む、残念。

    すると、④絹ごし豆腐では?
    意外なことに、絹ごし豆腐に当たった球は、大きくスピードが落ちた。これまででいちばん、ぷよリンに近い現象だ! これにはかなり驚いた。

    そして、⑤木綿豆腐。
    なんとなんと、木綿豆腐ではさらにスピードが……ような気がするが。う~ん。同じぐらいかなあ。よし、ここはノーサイドで、両者を同点優勝ということにしよう!わーっ、おめでとう。

    ――などと喜んでしまったが、それでいいのか?
    ここから考えると、ぷよリンの体は豆腐でできていることになりますぞ。
    かわいいどころか、おいしそうなヤツじゃないか。皆さん、ぜひとも「とふリン」と呼んであげよう。

    イラスト/近藤ゆたか

    ◆ぷよリンの分子構造

    冷静に考えれば、ぷよリンの体が豆腐でできているはずはないだろう。
    だが、反発係数が近い以上、どこか共通する要素があるはずだ。

    ゼリーは、コラーゲンという長い分子でできている。コンニャクも、グルコマンナンという長い分子でできている。そして、両方とも、分子のあいだに水が含まれている。
    つまり、長い分子のあいだに水が含まれると、プルプルとした弾力性が生まれるのだ。

    豆腐は、豆乳に含まれたタンパク質の粒が「にがり」と呼ばれる凝固剤でくっついて、やはりあいだに水を含んでいる。
    ただし、そのタンパク質は粒々で、コラーゲンやグルコマンナンの分子ほど長くないので、それほどの弾力性は示さない。

    また木綿豆腐は、一度作った豆腐をあえて崩し、木綿の布で水を絞って作る。
    これに対して絹ごし豆腐は、木綿豆腐より濃い豆乳に、木綿豆腐より多くのにがりを入れて、そのまま固まらせて作る。
    つまり、両者の違いの一つは「水を絞られたか否か」にあり、それが筆者に「木綿豆腐のほうが、ぷよリンに近いかも」という印象を与えたのかも知れない。

    以上のことから、ぷよリンの体について科学的に説明すると「分子のあいだに水が含まれた物質でできているが、その分子は長くなくて粒々である」となるであろう。

    などと科学的に推測をしたところで、えーと、この話がゲームにどう役立つのかは全然わかりません。というか、まるっきり役立たないと思われます。なんのための実験だったんだか。【了】

  2. 2.ウィンドの威力はどのくらい?凄まじい威力でモンスターを吹き飛ばすウィンド。あの風を現実に受けるとどうなっちゃうの!?

    イラスト/近藤ゆたか

    『モンスト』に出てくるウインドは、一見すると扇風機のようなギミックである。
    プロペラを回転させて風を起こす……って、まんまだなあ。

    しかしこれ、なかなか厄介である。その風で、味方のモンスターたちは吹き飛ばされたり、吸い寄せられたりする。敵の攻撃を食らう位置に動かされることもあるし、せっかく整えた配置を崩されることもあるのだ。そんなコトをされると、ヒジョーに困る!

    その一方で、科学的にたいへん興味深いのも事実。
    ウインドは、どれほどの風を起こして、モンスターの入ったボールを移動させているのだろうか。ここでは、レッドリドラを吹き飛ばすシーンで考えよう。

    イラスト/近藤ゆたか

    ◆レッドリドラの大きさを測る

    ウインドが起こす風の強さを知るには、レッドリドラの入ったボールの直径と重さがわからなければならない。

    しかし、そういうデータは公表されていないから、自分で算出してみよう。
    出発点は、レッドリドラの速度が「時速80.33㎞」と明らかになっていること。
    そのレッドリドラを手前の壁から向こう側の壁までまっすぐ飛ばし、そのシーンをコマ送りしてみる。
    すると、13フレーム(コマ)で、向こうの壁に衝突した。ゲームの画面は1秒で30フレーム進むから、13フレームは13/30=4.3333……秒。時速80.33㎞でこの時間に進む距離とは、9.67mだ。
    ゲームの画面に定規を当ててみると、その距離はレッドリドラの直径のジャスト10倍だった。ということは、おお、レッドリドラの入ったボールの直径は96.7㎝!
    ふーむ、結構デカイなあ。運動会の大玉転がしの玉くらいあるということだ。

    重さは、どうだろうか。これはさらなる推測になるが、筆者の目には、透明なボールのなかで、レッドリドラの体が空間の7割ほどを占めているように見える。
    その場合、体積は331L。レッドリドラの体の密度が、自然界の動物と同じ1Lあたり1㎏とすると、レッドリドラの体重は331㎏となる。
    これは重い! オスのヒグマの体重くらい。別の表現をすれば、大相撲の力士2人分ほど。
    これが時速80.33㎞でぶつかったら、相当な衝撃だろう。

    モンスターのなかには、時速200㎞とか、300㎞という激烈なスピードでぶつかるものもあるから、『モンスト』は予想を超えて凄絶なゲームだった!

    ◆こんな風、吹いたことがない!

    さて、ここからが本題。体重331㎏のレッドリドラを吹き飛ばすとは、いったい、どんな風なのか?

    ウインドが風を起こすシーンをコマ送りしてみると、レッドリドラは、0.6秒で2.23m吹き飛ばされ、味方のモンスターに当たって停止している。
    また、風は放射状に放たれている。この場合、風速はウインドの中心からの距離に反比例して遅くなるはずだ。そして、レッドリドラはウインドの中心から81.8㎝離れた場所にいた。ここから計算すると、風の強さは次のとおりだ。

    レットリドラに当たったとき、風速121m/秒!
    ウインドから出た直後は、風速178m/秒!

    おおーっ、これはすごい!
    日本で観測された史上1位の最大瞬間風速は、1966年に富士山で記録された風速91.
    0m/秒なのだ。レッドリドラに当たった時点でさえ、それ以上。ウインドが起こす風は、現実の世界では観測されたことのないレベルだ!
    いきなりこんなギミックが現れて、未体験の猛風をぶっ放したりしたら、もはや戦いどころではないかもしれませんなあ。

    たった2.23m吹き飛ばすのに、こんな猛風が必要とは、筆者も驚いた。それは、レットリドラの体重が331㎏もあるうえに、風が放射状に放たれるためウインドから離れるほど弱くなるからだ。

    そう考えると、レッドリドラは、わずか81.8㎝といえ、ウインドから離れていてよかったなあ。だから、吹き飛ばされる距離が2.23mで済んだのだ。もし、ぴったりくっついていたら、風速178m/秒の風をまともに受けて、同じ0.6秒で4.7mも吹き飛ばされていた!

    念のためにつけ加えると、レッドリドラが停止した3.05m地点での風は、風速33m/秒。5m地点では、風速20m/秒。ウインドの風は、近くにいるモンスターにとっては脅威だが、離れれば離れるほど安全なのだ。科学的には、ウインドが出現したら、少しでも距離を取ることをおススメします。【了】