超・獣神祭限定 ナイトメア

幼い頃からひとり、夢の世界に封印されている孤城で育ったヴァンパイアの少女、ナイトメア。

ある日、長い年月によって生じてしまった封印のほころびから人間の少女が転げ落ちてくる。
親の眷属である悪夢のじいやから
「外の世界は恐ろしく、太陽の光を浴びると悪夢もヴァンパイアも焼かれて命を落としてしまうし、人間という存在はヴァンパイアの宿敵なので出会うと殺されてしまう」と
口酸っぱく言われてきたナイトメアだったが、持ち前の好奇心を抑えられず、
人間というものへの興味も手伝い、少女を城へ招き入れてしまう。

少女を介抱したナイトメアは、初めて見る人間の少女に興味津々で、少女のことを知っていくうちにあっという間に二人は仲良くなる。

こうして、人間の少女から教えられた
『お友達』という存在が生まれて初めてできたナイトメアは、お友達から聞く外の世界があまりに魅力的で、いつしか外に出ることを夢見始めた。

人間の少女の怪我が治り、動けるようになったある日のこと。少女が自分の家に帰ると言い出し、外の世界に並々ならぬ興味を持っていたナイトメアは、自分も一緒に行くと宣言し、お気に入りのアイテムを愛用のカバンに詰め込んで、眷属たちを引き連れて外へ出ようと試みる。

しかし、外の世界は太陽輝く昼の時間帯だったため、ナイトメアたちは外に出られず、少女だけが村へと帰って行った。

そしてその後、ナイトメアは夜が来るのを待って、再び眷属たちを引き連れて少女の村へと出かける。

初めての外の世界、そして人間の世界に対して、期待に胸を膨らませるナイトメアなのだった。